アルコール依存症への第一歩は、自分は違うという思い込みから始まります。
「自分はアルコールに強い」と思っている人は、とくに注意が必要です。
脳の影響では、アルコールに強い人ほど判断力などの低下を自覚しない傾向がみられます。
からだへの影響についてはWHO(世界保健機関)が、アルコールを原因とする病気が60以上ある
自分の健康をそこなうだけでなく、仕事を失ったり、家庭崩壊をまねく例も少なくありません。お酒が好きでよく飲むという方ほど、アルコール依存症の怖さを知っておくことが大切です
アルコール依存症の典型的な症状…それは体内のアルコール量が減ったときに起こる「離脱(禁断)症状」です。手のふるえ、悪寒、寝汗、イライラ、不安、焦燥感、睡眠障害などがみられます。こうした症状は、アルコールを飲むと一時的に治まります。そのため、また飲むという悪循環の原因ともなります。
次の項目をチェックしてみてください。
(1)家族や友人から「飲みすぎ」といわれたことがある。
(2)飲んだときの会話や行動をおぼえていないことがある。
(3)体調が悪いときも飲んでしまう。
(4)仕事中や昼間でも「飲みたい」と強く思うことがある。
(5)約束を忘れたり、仕事でうっかりミスをした。
(WHOの診断基準、その他から作成)
アルコールの飲み方の変化にも注意が必要です。
「飲酒量が増えた、飲むスピードが速くなった、二日酔いが多くなった、飲酒中に口論などトラブルを起こした」といった面ことがみられたら要注意です。
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